“FC高梁吉備国際大学シャルムなでしこリーグ昇格おめでとう”
二年半前に吉備国際大学女子サッカー部の太田監督が将来なでしこリーグを目指してチャレンジリーグに参戦したいのだが応援・協力してもらえないかとの相談があり、高梁市のサッカー関係者、企業、市民などの多くの皆様のご支援、ご賛同をいただき、ファンクラブを設立。同時にファンクラブ会員(個人/法人)、公式試合用ユニフォームをはじめとする色々なスポンサーの募集を開始、運営資金の確保に奔走しました。
そして高梁の冠を付けた市民球団「FC高梁吉備国際大学シャルム」として出発することができました。 その年のチャレンジリーグ入れ替え戦の挑戦権を(スフィーダ世田谷他に勝って権利を得る)獲得し、清水第八(チャレンジ最下位)との入替戦に見事勝利し、挑戦一年目でチャレンジリーグに参戦することができました。
そして皆様もご存知の通り、チャレンジリーグ初参戦で初優勝(西地区)を飾ることができました。しかしチャレンジL初参戦の年はリーグの規定に、優勝しても「なでしこリーグ昇格」はできないという規約があり、昇格はできませんでした。
また、「なでしこL昇格」のための条件である準加盟資格《その主な内容は、1000人以上のスタンド付きの天然芝のグランド、試合会場があること、安定的なチーム運営(資金)ができること、市民、行政の支援があることなど》が必要で、その資格をクリアー(限定猶予あり)するために、多くの関係各位の皆様に大変お世話になりました。
本年度のチャレンジリーグは、昨年の東西6チームづつのリーグ戦から12チーム総当たりの全国リーグに変わり、元東京電力マリーゼを主体にした強豪仙台ベガルタレディースが新たに加わり、FC高梁と熾烈な首位争いを繰り広げました。結果、優勝は逃しましたが、最低限の目標である2位は確保し、今回の狭山FCとの「なでしこL&チャレンジL入れ替え戦」に臨むことができました。
また、選手たちはこの2年間、試合、練習、勉強、アルバイトの合間を縫って年間80回を超える地域貢献活動(お祭り、イベントへの参加、お手伝い、サッカー教室等のスポーツ教室の開催、環境美化活動、朝のあいさつ運動など)をしてきました。これまでと違って、学生の本分である勉強と両立させながら大変忙しい毎日を送ってきたことと思います。
今日の結果は、これまでの選手たちの不断の努力の賜物です。太田監督も現在S級ライセンス(Jリーグの監督ができるようになる)を取得するために頑張っています(今季取得予定)。来季の采配はさらにパワーアップすることでしょう。 しかし、これからが本番、今まで以上の努力が求められてくると思います。頑張ってください。
FC高梁の「なでしこリーグ参戦」は高梁にとって、その可能性や魅力を全国に無限に広げていくことのできる、またとない機会です。 そしてこの機会をどのように捉え、どのようなまちづくりにつなげていくのか、その真価が問われてきます。
そのヒントのひとつが、「効率性確保の手段」から「ライフスタイル実現手段」への転換を、「行動をより楽しむ」ことを前提とした、この地域の独自性(地域固有の風土・文化)、優位性を活かしたスローなまちづくりにあります。それは懐かしい未来の創造(高梁の歴史や文化、地域の資源を活かした新しいものと古いものの融合と新たな付加価値の高い福祉を創造するスローなまちづくり)とスポーツの普遍性、可能性を活かしたまちづくり(高梁型地域振興活性化モデル)なのです。
これはツーリズム型サービス産業と福祉型サービス産業が連携、融合した新たな付加価値創造、生産性の高いサービス型産業の構築・提供の実現を目指した概念です。
しかし、私たちにとっても初めての経験です。これからどのように進めていけば良いのかわかりませんが、みんなで知恵を出しながら、頑張っていくしかないと思っています。何卒、皆様の絶大なるご支援、ご協力を賜りますようによろしくお願い申し上げます。
試合結果は
山陽新聞WebNewsをご覧ください。 http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012112322480592/
コメントをお書きください