「お色直しとこすりだし」
&「美術倶楽部 金子國義 紅蝙蝠(べにこうもり)」
cafe' de 紅緒を開店して、おかげさまで早や3年が過ぎました。
表の外装材に使われていたタイル(壁の一部)を杉の赤柾の板に張り替え、その上に柿渋(昔から使われている木材の自然保護塗料)を塗っていたのですが雨や水しぶきでしみだらけになっていたので、その上に環境、自然にやさしい濃いめの保護塗料(濃茶色)を上塗りしました。ついでに長年の経年劣化で傷んでいた地松の縁框や杉板など塗装がかかっていない部分と東南アジア製のテーブルも変色が激しいので塗りました。
それから塗装の前に、100年間の垢落としを軒の梁・桁を除いた(足場が必要なので)杉板や松の敷居鴨居など手の届くところを中心にワイヤーブラシでこすりだしをしました。黒く焼けていた部分やほこりまみれになっていたところが元の木の色によみがえり、見違えるようになりました。塗装をしたところは劣化が進んでいるところだけで、本来の木のところはそのままにしています。
また、京都祇園の人々の奥座敷として用いられてきた石塀小路の離れ風の一軒家。 「美術倶楽部 金子國義 紅蝙蝠(べにこうもり)」のポストカードを飾ってみましたので、ご来店の際にはご覧ください。
京都 美術倶楽部 紅蝙蝠 http://p.tl/FHxf
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