【紅緒文庫からのご案内】
「蘇る金狼」(大藪晴彦著 角川文庫)
「刺すような毒気がなければ、男稼業もおしまいさ」
映画「蘇る金狼」(主演 松田優作 配給 東映)
「蘇る金狼」(野望篇)
38口径のコルトが轟然と火を吹いた。その男の内臓は露出し、鮮血が一面に飛び散った,たちこめる硝煙の中で、仮面をかぶった野獣は冷たい、残忍な笑いを浮かべていた、、、。
会社を乗っ取りを企む非常な一匹狼。私利をむさぼり、甘い汁に群がる重役たちに容赦ない怒りを爆発。悪には悪を、邪魔な奴は殺す。
目的に向かって直進する狼のすさまじいアクション。
大藪晴彦の最高の本格ハードボイルド。
「蘇る金狼」(完結篇)
「目的のためには邪魔なヤツは殺す!」
会社乗っ取りを企む一匹狼が強奪した現ナマ、それは連続ナンバーの危険な札束だった。安全なカネに替えるために策動する男に、死がせまる。罠に落ちた狼に、暗闇から拳銃の照準が合わされた、、、。
一介のサラリーマンの胸中に宿る血に飢えた野獣性と、不屈の野望。追いつめられた男の〈悪〉へのすさまじい破壊力は、、、。
強烈なアクションと息づまるサスペンス。
大藪晴彦の本格ハードボイルド。